自己陶酔

病んだり、怒ったり
疲れたり、愛しかったりした時に適当に書いていきます。

おと

離さないで、喉の奥きゅっと振り絞り

懇願する夜、好きよ、好きよ


だって誰にだって

心なんて見せないわ

私が私で居られるのはここだけ

上辺だらけの私を愛して


胃がきゅっと縮んで

そっと閉じ込めるの、ぴんと張る


どこにも行けないなら

私だけでいいでしょう?


腕の中眠るように

耳の奥ずっと繰り返す

体中に染み込ませたなら

私もう、これだけで


ああ、すきよすきよ

まみれた夜は、もう永遠。