ウソになる
全て嘘にするのは
自分自身の望んだ形で
ホントウであったとしても
次がなければただのウソ
飼い殺された夢に笑う
明日なんてずっと、先も来なければいい
実現される嘘を願う
そんな私には月に行くことさえままならず
いつしか見なくなる空
気のせいだよと目の前の人が言う
首を振り目をそらす
本音なんてものはいつもどこかに置いてきて
その場所さえ忘れてしまう
赤い爪と煌びやかな日の入り
裸でかけた芝生
花の咲く瞬きに
落ちた雫の色は何
暗がり輝く闇は、手を招くよ
立ち止まり指伸ばした過去
大切だったホントウがウソになる現在
きっかけさえなければ良かっただけなのに
そんな無茶な願望、欠片になっても胸に残る
いつか消えるというのも幻想で
ウソになってもなお残り続ける
それはホントウになり得るのだろうか
それだけ、今は想う。
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