ちくたく、さようなら
わかるかな 混ざり合う悦
耳の奥木霊する音とぼくの喜
取り留めのない話をしよう、ねえ
脳の中 ああ白く
微かに聞こえる声も全て愛しいんだって今は
心の中こじ開け
さあ向かおうぼくたちの終焉へ
手を取り合って笑い合う陽が透けた白いドレープ
いつかひとつになるぼくらの詩
ぼくの妄想だって
そんなことはどうだっていいと、裸足で駆けた森
美しい緑
コントラストの映えるいつまでもたどり着けない迷路にて
「さあ、行こう」
聴こえるかなぼくの声
きこえた君の声
終わりへ向かう芯の音
ちくたく、ちくたく
あの白い場所へ行こう
きっとそこがぼくらの目指していた場所だから
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