ゆえに
思い詰める顔と
恋心という名の欲
手をとってくるくる 踊り続けられたらいいのに
私たちは有限であるが故に酸化していくの
「気持ちは錆びることのないように」
お互い願い合っても見えないこれだって寂れちゃって
ねえ、どこにいる?
自罰的思考回路の君と
自傷愛好者の私では
傷、作りあえもしないのにぐるぐる
互いの証、与え合えたらどんなにいいかしら
いちごのミルクキャンディを
口移しするみたいに
溶けた飴玉を惜しむように離れていく
互いの性の香を
思い出しては耳を塞いで
また愚かさ思い出そう
ずっとここにいられたらいいのにね
このままであれたら、いいのにね。
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